頑固なワイシャツの黄ばみも安心！
おうちでできるしっかり落とす洗濯テクニック

ワイシャツの黄ばみは、汗や皮脂が原因で時間が経つと頑固な汚れに変わり、普通の洗濯ではなかなか落ちにくくなります。しかし、特別な道具やプロのクリーニングに頼らずとも、おうちにあるものを使ってしっかり黄ばみを落とす方法があります。ここでは、準備と作業が簡単で効果的な黄ばみ落としの方法を紹介します。

【用意するもの】

• スチームアイロン

• アイロン台

• 粉末酸素系漂白剤（過炭酸ナトリウム）

• 台所用洗剤（食器、調理用具用）

• 水

• コップ（液体を混ぜる容器）

• 歯ブラシ

これらのアイテムは、ほとんどの家庭で手に入るものばかりです。粉末酸素系漂白剤は、塩素系の漂白剤とは違い、生地を傷めにくく、安全性が高いのがポイントです。

【作業内容】

1.アイロンの準備

まず、アイロン台をセットし、スチームアイロンをスチームが出る温度に設定します。

2.黄ばみ落とし液をつくる

コップに「過炭酸ナトリウム」、「台所用洗剤」、そして水を同じ比率で入れて混ぜ、黄ばみを落とすための液体を作ります。液体が泡立っていれば成功です。コップ3〜5cmほどの量があれば、1着のワイシャツに十分対応できます。

3.液体を塗布

歯ブラシを使って、液体を黄ばんだ部分にしみこませます。こする必要はなく、軽くしみこませるだけで十分です。まずは小さな範囲でテストを行い、生地に問題がないか確認してください。

4.アイロンスチームで処理

塗れた部分から5cmほど離して、スチームアイロンのスチームをかけます。すぐに白くなった場合は、黄ばみが効果的に落ちていますので、作業を続けてください。

5.すすぎと乾燥

すべての黄ばみが落ちたら、シャツをしっかりとすすいでから乾かします。

【注意事項】

・塩素系の漂白剤は使わない

塩素系漂白剤は、生地を傷めたり色落ちする可能性があるため、必ず酸素系漂白剤を使用してください。

・アイロンの温度に注意

ワイシャツの生地によっては高温が適さないものもあるので、必ずアイロンの設定温度に注意し、適切な温度でスチームを当てるようにしましょう。

【ワイシャツの黄ばみ対策・予防方法】

ワイシャツの黄ばみは、多くの人が悩む問題ですが、その原因は主に「汗」と「皮脂」です。体から分泌されるこれらの汚れが空気中の酸素と結合し、酸化することで黄ばみが発生します。特に夏場は汗をかきやすく、皮脂の分泌も増えるため、シャツが黄ばみやすくなる傾向があります。さらに、黄ばみを放置していると、そこにホコリや汚れが蓄積し、黒ずみが生じることもあるため、早めの対策が必要です。

黄ばみの主な原因

「黄ばみ」は単なる汚れではなく、繊維の奥に蓄積された汚れが酸化して起こります。汗や皮脂は目には見えにくいですが、生地に付着し続けると、やがて化学反応を起こして黄色いシミになります。また、肌の老廃物、化粧品、日焼け止めなどもシャツに付着し、それらも黄ばみの原因となります。

黄ばみを防ぐための予防法

黄ばみを防ぐための第一歩は、日常のケアです。汗や皮脂はすぐに蓄積し始めるため、シャツを着た後はなるべく早めに洗うことが大切です。こまめに洗濯することで、汗や皮脂が酸化して繊維に定着する前に洗い流すことができます。

また、洗濯の際には酸素系漂白剤を併用するのがおすすめです。酸素系漂白剤は、生地に優しく、黄ばみの原因となる汚れを効果的に分解します。特に、襟や袖口といった汗や皮脂がたまりやすい部分は、前もって洗剤を染み込ませておくことで、汚れを防ぐことができます。

黄ばみを防ぐための対策

1.防臭スプレーや汗取りパッドを使用する

特に汗をかきやすい時期や状況では、防臭スプレーや汗取りパッドを使うことで、直接的な汚れを軽減できます。

2.シャツを脱いだらすぐに洗う

汗や皮脂が繊維に浸透する前に、できるだけ早く洗濯することが効果的です。時間が経つほど黄ばみが定着しやすくなります。

3.漂白剤や洗剤でこまめにケアする

酸素系漂白剤や、黄ばみ専用の洗剤を使うことで、シャツの白さを保つことができます。特に汚れが目立つ部分には、軽くブラシを使って洗剤をしっかりなじませましょう。