結婚式のシャツ選び完全ガイド:色や柄、マナーを丁寧に解説 結婚式のお呼ばれで着用するシャツ選びは、スーツやネクタイと同じくらい重要な要素です。シャツは全体の印象を左右するアイテムであり、選び方一つでスタイルが洗練されたものになるか、逆に浮いてしまうかが決まります。以下では、結婚式でのシャツ選びに役立つポイントを初心者にもわかりやすく解説します。お祝いの場にふさわしいシャツを選ぶための参考にしてください。1.色選びが大事! 結婚式のシャツ選びでまず考えるべきは「色」です。一般的には白や薄いブルーが定番です。白シャツは清潔感と格式を備えており、どのようなスーツやネクタイにも合わせやすいのが魅力です。薄いブルーも人気で、優しい印象を与えるため、落ち着いた雰囲気の結婚式に最適です。避けたい色は、派手な色や濃い色。目立ちすぎてしまうため、結婚式の主役である新郎新婦より目立ってしまうことがないように注意しましょう。2.柄物でも大丈夫? シャツの柄も重要な要素です。無地のシャツはシンプルでフォーマルな印象を与えるため、結婚式には最適です。一方で、ストライプやチェック柄のシャツは、少しカジュアルダウンしたい場合や、個性を少し出したい場合に向いています。ただし、柄物を選ぶ場合は、スーツやネクタイとのバランスを考えましょう。柄が多すぎると派手に見えることがあるため、スーツやネクタイが無地の場合に合わせるのがおすすめです。3.襟型はどれを選ぶ 襟型もシャツ選びでは大切なポイントです。一般的な「レギュラーカラー」や「ワイドカラー」は、どんなスタイルにも合わせやすく、初心者にもおすすめです。よりフォーマルな印象を出したい場合は「ウィングカラー」も選択肢になります。これはタキシードやディナージャケットと合わせることが多く、格式の高い結婚式やパーティーにぴったりです。襟型によっても印象が大きく変わるため、自分の顔立ちや結婚式の雰囲気に合わせて選びましょう。4.デザインにも拘ろう 最後に、ボタンやカフス、ポケットなどのディテールにも気を配りましょう。ボタンの色はシャツの色と同じか、控えめな色を選ぶことで全体のバランスが整います。また、カフスは「シングルカフス」と「ダブルカフス」があり、ダブルカフスはカフリンクス(カフスボタン)で留める仕様になっているため、よりエレガントな印象を与えます。ポケットについては、結婚式では「ポケットなし」または「ポケットフラップなし」が好まれることが多いです。シンプルで洗練された印象を演出できます。 以上のポイントを踏まえて、結婚式にふさわしいシャツを選びましょう。シャツ一枚でも、その選び方一つで大きな印象の違いを生み出すことができます。自分らしさを大切にしながら、祝福の場にふさわしいスタイルを楽しんでください。色選びが大事! 結婚式においてシャツの色選びは非常に重要なポイントです。シャツの色によって全体の印象が大きく変わるため、慎重に選ぶことが求められます。結婚式というフォーマルな場面では、定番のホワイトやサックスブルーを選ぶことで間違いありません。これらの色は、どんなスーツにも合わせやすく、清潔感や落ち着きを演出するのに最適です。 まず、ホワイトシャツ(白シャツ)は、最もフォーマルで格式高いシャツの色として知られています。結婚式はもちろん、ビジネスや他のフォーマルなシーンでも多くの方に愛用されています。特に結婚式で多くの方が着用するブラックスーツやダーク系のスーツとの相性は抜群で、シャツのホワイトがスーツのダークカラーを引き立ててくれます。ホワイトシャツは、その清潔感と透明感から、場にふさわしい落ち着いた印象を与えます。また、どんなネクタイやアクセサリーとも合わせやすいため、一枚持っておくと非常に便利です。 次に、サックスブルーのシャツも結婚式でおすすめの色です。サックスブルーは淡い青色で、特にネイビーやダークグレーのスーツと非常に相性が良いです。同じ青系統のグラデーションを活かしたスタイルは、結婚式の華やかな雰囲気にぴったりです。サックスブルーのシャツは、ホワイトシャツよりも少し柔らかい印象を与えるため、よりリラックスした雰囲気を出したい場合にも適しています。また、他のアイテムと調和しやすく、統一感のある着こなしがしやすいのも魅力です。 もし少しアレンジを加えたい場合は、パステルカラーのシャツも検討してみましょう。パステルカラーは優しい色合いで、派手すぎず控えめな印象を与えるため、結婚式のようなフォーマルな場でも問題なく使えます。ただし、あくまでも主張しすぎない範囲で取り入れることがポイントです。 結婚式におけるシャツの色選びは、他のアイテムとのバランスを考えながら決めることが重要です。シャツは着こなしのベースとなるアイテムであるため、まずはホワイトやサックスブルーのような基本のカラーを選ぶことをおすすめします。これらの色を基調にすることで、スーツやネクタイなど他のアイテムをより引き立たせ、洗練されたコーディネートを楽しむことができます。結婚式という特別な日には、シャツの色選びで一歩先を行くスタイリングを目指しましょう。柄物でも大丈夫? 結婚式におけるシャツ選びでは、シャツの生地や柄も大切なポイントとなります。シャツの柄や生地の選び方次第で、全体の雰囲気が変わるため、適切なものを選ぶことが重要です。ここでは、結婚式でおすすめのシャツの柄と生地である「ソリッド(無地)」、「ツイル」、「ドビー」について詳しく解説します。これらの選び方を知って、お祝いの場にふさわしいシャツを見つけましょう。ソリッド(無地) 結婚式で最もスタンダードでおすすめなのが「ソリッド」柄、つまり無地のシャツです。ソリッドシャツは、フォーマル度が非常に高く、どのような場面でも安心して着用できる万能アイテムです。無地のシャツには「ブロードクロス(英国ではポプリン)」という生地が多く使われており、この生地は平織りで滑らかな光沢が特徴です。そのため、スーツの下に合わせることで、シンプルながらも上品で洗練された印象を与えます。初めて結婚式に参加する方や、シャツ選びに悩んでいる方には、ソリッド柄のシャツを選べば間違いありません。ツイル 「ツイル」は、結婚式や華やかなパーティーシーンにぴったりのシャツ生地です。ツイルとは綾織りの生地の総称で、表面に斜めの畝(うね)が特徴です。この織り方によって、ソリッドシャツよりも少し厚みと柔らかさがあり、見た目にも少し立体感が生まれます。結婚式などのフォーマルな場面でも適度に華やかさを演出できるため、シンプルすぎない印象を出したい方におすすめです。また、耐久性が高く、しわになりにくいという特徴もあり、着心地も良く機能的なシャツとして選ばれています。ドビー 「ドビー」生地は、ドビー織機で織り出されたシャツのことで、織柄が控えめでありながら個性的な風合いを持っています。ドビーには、ストライプやチェックなど、さまざまな柄が取り入れられており、一見無地に見えるような控えめな柄が多いです。結婚式のようなフォーマルな場面でも、適度なアクセントを加えたコーディネートが可能です。無地よりも少し個性を出したいけれども、派手になりすぎるのは避けたいという方には、ドビー生地のシャツがおすすめです。シンプルながらも上品な印象を与えることができます。 結婚式でのシャツ選びは、柄や生地の選択で印象を大きく変えることができます。ソリッド(無地)、ツイル、ドビーなど、それぞれの特徴を理解し、場にふさわしい一枚を見つけましょう。これらのシャツは、フォーマルな場での基本的な選択肢として優れているだけでなく、コーディネートの幅も広げてくれるので、ぜひ活用してみてください。襟型はどれを選ぶ 結婚式にふさわしいシャツを選ぶ際には、襟型の違いにも注目しましょう。襟型によって、シャツの印象やフォーマル度、ネクタイの合わせ方が変わるため、シーンに合わせた選び方が重要です。以下に、代表的な襟型とその特徴を紹介します。レギュラーカラー レギュラーカラーは、最も一般的でクラシカルなシャツの襟型です。襟羽根の開きが70〜90度で、落ち着いた印象を与えるため、格式高い結婚式でのフォーマルな着こなしに最適です。ブラックスーツやダークスーツと相性が良く、親族の結婚式などにもぴったりです。ネクタイはシルクのプレーンノットを合わせると、上品なVゾーンが完成します。ワイドスプレッドカラー ワイドスプレッドカラーは、襟の開きが広く、100〜120度のシャツです。フォーマルからビジネスまで幅広く使える万能型で、レギュラーカラーと同様の使い方が可能です。ノットが大きめのセミウィンザーノットやウィンザーノットを合わせると、襟元のバランスが美しく整います。タブカラー タブカラーは、襟の左右にタブがついており、ネクタイを立体的に見せるクラシックなデザインです。ホテルなど格式高い結婚式でも映えるスタイルで、ネクタイのノットはプレーンノットや細めのナロータイがおすすめです。ノット部分をきちんと結ぶことで、きちんと感を強調できます。ピンホールカラー ピンホールカラーは、襟羽根に開いた穴にカラーピンを通してネクタイを締める襟型です。タブカラーと同様にVゾーンを立体的に見せることができ、よりフォーマル感を演出します。7㎝幅のネクタイやナロータイと相性が良く、パーティーや式典にぴったりです。カラーピンのデザインでさらに個性を加えることもできます。ショートポイントカラー ショートポイントカラーは襟が小さく、カジュアルな印象のシャツです。ノーネクタイのカジュアルな結婚式に向いており、首回りがすっきりと見えるのが特徴です。タイドアップする場合は細身のナロータイと合わせると良いでしょう。クレリックカラーシャツ クレリックカラーシャツは、襟とカフスが白く、身頃に色柄のあるシャツです。結婚式においても使われるようになり、顔映りを明るく見せ、ネクタイの色を選ばないのが特徴です。1920年代の英国王室で愛されたスタイルで、クラシカルで品のある印象を与えます。イタリアンカラー イタリアンカラーは、第一ボタンがなく、立ち襟が特徴のシャツです。ノーネクタイ専用で、エレガントな雰囲気を演出します。アスコットスカーフと合わせると親しみやすく、柔らかな印象になります。カジュアルな結婚式や二次会に最適です。ウィングカラー ウィングカラーは第一礼装用のシャツで、タキシードとの相性が良い格式高いデザインです。ボウタイやアスコットタイと組み合わせることで、最も上品で格式のある着こなしができます。カフリンクスで袖口を飾ることで、より華やかさと個性を演出できます。 結婚式でのシャツ選びは、襟型にもこだわることで、よりフォーマルで洗練された印象を与えることができます。シーンやスタイルに合わせて、自分にぴったりの襟型を選んでください。デザインにも拘ろう 結婚式のシャツ選びにおいて、ディテールにまでこだわることで、さらに洗練された着こなしが可能です。シャツのディテールは、さりげなくも大きな印象の違いを生み出す要素です。今回は、特に「ダブルカフス」と「フライフロント(比翼仕立て)」のシャツについて解説します。ダブルカフス ダブルカフス(フレンチカフス)は、カフの部分を折り返して重ねた仕様で、通常のシングルカフスよりも華やかでフォーマルな印象を与えます。結婚式のような特別な場では、ダブルカフスのシャツを選ぶことで、よりドレッシーな着こなしができます。カフリンクス(カフスボタン)を使用する仕様で、ジャケットの袖からちらりと見えるカフリンクスが、さりげなく個性を演出してくれます。 ダブルカフスシャツは、ウイングカラーシャツなどのフォーマルシャツに多く見られ、特に格式の高い結婚式やパーティーでの着用に最適です。シンプルなカフリンクスからデザイン性の高いものまで、コーディネートの幅が広がり、さりげないおしゃれを楽しむことができます。ダブルカフスを取り入れるだけで、一段上の着こなしにステップアップできます。フライフロント(比翼仕立て) フライフロント(比翼仕立て)は、シャツの前立てを二重にして、ボタンを隠すデザインのことです。この仕様により、シャツがよりシンプルで洗練された印象になります。ボタンを見せないことで、全体のシルエットがスッキリとし、シャツそのものの美しさが際立ちます。 結婚式での着用を考える際には、フライフロントのシャツを選ぶと間違いありません。特に、胸ポケットのない「ポケットレス」仕様のシャツを選ぶことが重要です。フォーマルシャツは、本来ポケットがない方がより正統派とされているため、ポケットレスのフライフロントシャツは、結婚式やフォーマルなイベントに最適な選択です。まとめ 結婚式のシャツ選びにおいて、ディテールにまでこだわることで、他とは一線を画す洗練されたスタイルが完成します。ダブルカフスでドレッシーさを加えたり、フライフロントでシンプルかつ上品な印象を演出したりと、シーンに応じた選び方を楽しんでみてください。ディテールにまで気を配ることで、着こなしの上級者として、より素敵な装いを演出することができます。ぜひ参考にしてみてください!結婚式シャツの着こなしマナー 結婚式でのシャツ選びはもちろん大切ですが、正しい着こなしマナーを守ることも同じくらい重要です。お祝いの場で失礼のないよう、結婚式でのシャツの着こなしマナーをしっかりと理解しておきましょう。ここでは、特に注意したいポイントとして「シワ・汚れのチェック」と「インナーの着用」について詳しく解説します。シワ・汚れがないかチェックする 結婚式で最も大切なシャツの着こなしマナーは「清潔感」です。シャツのデザインやカラーも重要ですが、何よりも清潔であることが基本的なマナーです。シャツにシワや汚れがあると、それだけでだらしない印象を与えてしまい、結婚式というフォーマルな場にはふさわしくありません。シャツを選んだ後は、しっかりとアイロンをかけ、シワがないか確認することが大切です。また、食事中などに汚れがつかないよう、気をつけることも必要です。 結婚式の前日には必ずシャツのシワや汚れをチェックし、必要であればクリーニングに出すか、自宅でアイロンをかけて整えておきましょう。これにより、式当日も清潔で端正な印象を与えることができます。シャツの下にはインナーを着用する 結婚式では、白やサックスブルーなど淡い色のシャツを着用するのが基本です。しかし、淡い色のシャツは透けやすく、1枚で着用すると肌が見えてしまうことがあります。肌の透けを防ぎ、清潔感を保つためには、シャツの下にインナーを着用することをおすすめします。 インナーとしては、肌色に近いベージュやホワイトの無地のものを選ぶと、シャツから透けにくくなります。また、VネックやUネックのインナーであれば、シャツの襟元から見える心配もありません。結婚式では、インナーもきちんと選ぶことで、全体のコーディネートがより品よく見えるでしょう。まとめ 結婚式でのシャツの着こなしマナーは、シンプルでありながらも気をつけるべきポイントがいくつかあります。清潔感を保つために、シワや汚れがないかしっかりとチェックし、必要であればアイロンをかけること。また、淡い色のシャツを着用する際には、透けを防ぐために適切なインナーを選びましょう。これらの基本的なマナーを守ることで、結婚式の場にふさわしい装いを完成させることができます。ぜひ参考にして、結婚式のシャツ選びと着こなしを楽しんでください。結婚式シャツのQ&A 結婚式用のシャツを選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておくと失敗がありません。フォーマルな場である結婚式では、シャツの選び方にも細かなマナーが存在します。ここでは、結婚式用シャツに関するよくある質問に対する答えをまとめました。これを参考にして、結婚式での適切なシャツ選びを行いましょう。オックスフォードはNG? オックスフォードはNG?「オックスフォード」とは、縦糸と横糸を2本ずつ平織りにした生地のことを指します。ボタンダウンシャツの代表的な素材として知られており、丈夫でシワになりにくい特徴がありますが、ややカジュアルでスポーティーな印象が強い生地です。そのため、結婚式のようなフォーマルな場には不向きとされています。ただし、細番手のオックスフォード生地(ピンオックスフォードやロイヤルオックスフォード)は、ドレッシーな雰囲気が出るため、少し柔らかい雰囲気の式やパーティーであれば選んでも問題ない場合もあります。ダークカラーはNG? 黒や濃いネイビー、グレーなどのダークカラーのシャツは、重く暗い印象を与えるため、結婚式には不向きとされています。結婚式はお祝いの場であり、明るく清潔感のある装いが求められます。そのため、一般的には白やサックスブルーなどの淡い色合いのシャツを選ぶのがベストです。ただし、夜のパーティーシーンであれば、ダークカラーも許容されることがありますので、シチュエーションに応じて選びましょう。ボタンダウンはNG? 「ボタンダウン」は、襟の先にボタンが付いているシャツのデザインです。もともとはスポーツシャツとして発祥したもので、そのカジュアルな雰囲気が特徴です。クールビズやノーネクタイのビジネスシーンには最適なボタンダウンですが、結婚式のようなフォーマルな場では、スポーティーな印象が強いため避けたほうが良いとされています。結婚式には襟の形がレギュラーカラーやウィングカラーなど、よりフォーマルなシャツを選ぶと良いでしょう。柄の強いシャツはNG? 結婚式において、派手な柄のシャツ(はっきりとしたストライプやチェックなど)は、格式高い場所では控えるべきです。特にホテルや神社などの厳かな会場では、柄の強いシャツは場にそぐわない場合があります。ただし、友人のみで行うカジュアルな結婚式や二次会では、多少の柄のあるシャツでも問題ありません。ただし、どのような場でも、新郎新婦が主役ですので、自分が目立ちすぎないように配慮することが大切です。まとめ 結婚式でのシャツ選びは、マナーを守りつつも、会場の雰囲気や参加者のスタイルに合わせて選ぶことが重要です。適切なシャツを選び、フォーマルで品のある着こなしを心がけましょう。自分らしさを出しつつも、礼儀を忘れずに、素敵な結婚式を楽しんでください。ワイシャツ一覧はこちら結婚式シャツのネクタイの色柄について 結婚式でのネクタイ選びは、シャツやスーツと同様に重要です。ネクタイはコーディネートのアクセントとなり、全体の印象を大きく左右します。ここでは、結婚式でのネクタイ選びに関する基本的なマナーとおすすめの色・柄についてご紹介します。ぜひ参考にして、結婚式での装いをより魅力的に仕上げてください。基本の色:シルバー系 少し前までは「結婚式のネクタイは白」というイメージが強かったですが、最近ではシルバー系のネクタイが定番となっています。シルバーのネクタイは、華やかさと上品さを兼ね備えており、結婚式のフォーマルな場にぴったりです。特に友人や会社関係の結婚式に参加する際には、シルバー系を選ぶと、白よりも引き締まった印象を与えつつ、華やかな雰囲気を演出できます。NGカラー:ブラックやダークカラー 結婚式はお祝いの場ですので、ブラックや濃いネイビーなどのダークカラーのネクタイは避けた方が良いでしょう。たとえ光沢のあるものでも、格式の高い場では不適切とされています。ただし、二次会や夜のパーティーではダークカラーのネクタイも許容されることが多いので、使い分けるとオシャレ度がアップします。パステルカラーの取り入れ方 最近では、サックスブルーや淡いピンク、シャンパンゴールドといったパステルカラーのネクタイも人気です。これらの色はビジネスシーンではあまり見かけないため、特別感を演出できます。例えば、淡いパープルのネクタイは、黒や濃紺のスーツと組み合わせると高貴な印象を与え、結婚式にぴったりです。柄の選び方:無地・シャドウストライプ・ピンドット 結婚式でのネクタイの柄選びでは、無地が基本です。しかし、さりげないおしゃれを楽しみたい場合は、シャドウストライプや小さめのピンドット柄もおすすめです。大きなドット柄(ポルカドット)はカジュアルな印象になるため避けた方が良いですが、小さめのドット(ピンドット)はフォーマル度が高く、結婚式に適しています。また、最近人気が高まっているペイズリー柄も、クラシックな雰囲気で注目されています。蝶ネクタイやバロックタイの活用 ネクタイ以外にも、蝶ネクタイ(ボウタイ)やバロックタイといったオプションもあります。蝶ネクタイは特に友人代表でスピーチをする際などにおすすめです。また、バロックタイはタキシードやモーニングコートに合わせるもので、より華やかな印象を与えるため、主賓やスピーチをする方に適しています。ネクタイの結び方のポイント 最後に、ネクタイの結び目についても注意が必要です。結び目が大きすぎたり緩んでいたりするのはNGです。最近の主流は「プレーンノット」と呼ばれる一度結ぶだけのシンプルな結び方です。そして、「ディンプル」というくぼみを作ると、全体が引き締まり、清潔感のある仕上がりになります。まとめ 結婚式のネクタイ選びは、色・柄・結び方のすべてを考慮することで、より洗練された印象を与えることができます。基本のシルバー系を抑えた上で、パステルカラーや個性的な柄にも挑戦し、自分らしいスタイルを楽しんでください。どの場面でも恥ずかしくない装いを心がけて、素敵な結婚式を迎えましょう。結婚式ネクタイはこちら結婚式での靴の選び方:シューズマナーのポイント 結婚式の装いにおいて、最も大切なアイテムの一つがシューズです。「お洒落は足元から」という言葉の通り、シューズの選び方一つで全体の印象が大きく変わります。靴は人々に最も見られるアイテムであり、結婚式のようなフォーマルな場では特に注意が必要です。ここでは、結婚式にふさわしい靴の選び方をご紹介します。 まず、結婚式に最も適しているとされるのが、「黒の内羽根ストレートチップ」と「黒の内羽根プレーントゥ」です。この二つのデザインは、数ある革靴の中でも最も格式が高く、フォーマル度が非常に高いとされています。特に「黒の内羽根ストレートチップ」は、結婚式だけでなくビジネスシーンでも使える信頼のある靴として一足持っておくと便利です。内羽根とは、靴紐を通す部分(羽根)が甲の内側に隠れるように取り付けられたデザインのことを指します。これは格式高い場での正装に用いられるスタイルで、室内での使用が中心となるフォーマルなシーンに最適です。 一方で、「外羽根」は靴紐を通す部分が外側に見えるデザインで、カジュアルな印象を与えます。これは、主に仕事用や日常の外履きとして適しており、結婚式のようなフォーマルな場には不向きとされています。 また、靴の色は「黒」が基本です。茶系の靴はカジュアルな印象を与えるため、結婚式などのフォーマルな場には避けるべきです。特にライトブラウンはブラックスーツの足元で浮いてしまうため、要注意です。また、靴のデザインも重要で、ウィングチップなどの装飾が強いデザインはカジュアルすぎる印象を与えるため、結婚式では避けることが望ましいです。 結婚式には、まずは基本の「黒の内羽根ストレートチップ」を揃え、その後に少し違った雰囲気を楽しみたい場合は「ダブルモンクストラップ」などを検討すると良いでしょう。靴のメンテナンスも大切です。せっかくのフォーマルシューズが汚れていたり傷んでいると、全体の印象を損ねてしまいます。日頃からきちんとケアを行い、大切な日の準備をしましょう。結婚式での靴下選び:おしゃれな着こなしのポイント 結婚式は特別な日です。そのため、細部にまで気を配ることが大切です。靴の手入れが行き届いていても、靴下ひとつで印象が大きく変わることがあります。ここでは、ウェディングシーンにふさわしい靴下の選び方についてご紹介します。 まず、靴下の色についてです。結婚式での靴下は、基本的にスーツか靴の色に合わせるのがマナーです。たとえば、結婚式でよく着用されるブラック、ダークネイビー、ダークグレーのスーツに黒の革靴を合わせる場合、靴下の色も「黒」を選ぶのが無難です。もちろん、ダークネイビーのスーツにはダークネイビーの靴下、ダークグレーのスーツにはダークグレーの靴下を合わせても問題ありません。スーツと靴下の色を合わせることで、全体のコーディネートが引き締まり、上品な印象を与えます。 次に、靴下の丈についてです。結婚式では、ミドル丈またはロング丈の靴下を選びましょう。なぜなら、スラックスと靴下の間からくるぶしや素肌が見えるのはマナー違反とされているからです。特にフォーマルな場面では、足元からの露出を避けることが重要です。ロング丈の靴下は、着席時にも安心して足元を見せられるため、非常におすすめです。 また、靴下の柄も注意が必要です。基本的には「無地」が最も無難で、好まれます。同じ色のストライプやリブ編みなど、ぱっと見では無地に見えるようなデザインであれば問題ありません。一方で、白や目立つ柄物の靴下は避けたほうが良いでしょう。華やかな柄は、二次会やカジュアルなシーンで楽しむようにしましょう。 最後に、靴下の状態についても注意を払うことが大切です。おしゃれは足元から始まります。シューズ同様に、靴下のはき口のゆるみ、汚れ、破れがないかをチェックしましょう。細部にまで気を配ることで、より好印象を与えることができます。 普段はあまり気にしない部分かもしれませんが、結婚式という特別な場では、こういった細かい点にも気を付けることが重要です。ぜひ、これを機会に結婚式での靴下選びを見直してみてください。素敵な一日を迎えるために、足元からおしゃれに気を配りましょう。靴下一覧はこちら結婚式での男性のバッグマナー:クラッチバッグのすすめ 結婚式に参列する際の男性の服装は、スーツやシャツなどの基本的なコーディネートに気を使うものの、バッグの選び方については悩む方も多いのではないでしょうか。ここでは、結婚式などのフォーマルシーンでの男性のバッグ選びについて、特にクラッチバッグに焦点を当ててご紹介します。 まず、基本的なルールとして、結婚式などのフォーマルシーンでは「手ぶら」がマナーとされています。特に男性の場合、大きなバッグを持ち歩くことは避けるべきです。とはいえ、実際には携帯電話や財布、ご祝儀など、最低限の持ち物を持つ必要があります。そこで、多くの方が悩むのが、スーツのポケットにこれらを詰め込むかどうかという問題です。スーツのポケットに荷物を詰め込みすぎると、スーツのラインが崩れてしまい、せっかくのスタイリッシュな装いが台無しになることがあります。 ここでおすすめしたいのが、クラッチバッグです。クラッチバッグは、必要最低限の持ち物をコンパクトにまとめることができ、見た目もすっきりとしてスタイリッシュな印象を与えます。ビジネスバッグとは異なり、大きすぎることもなく、クロークに預ける必要もありません。手軽に持ち運べるため、結婚式のようなフォーマルな場面でもスマートに対応できます。 クラッチバッグは、一昔前は「セカンドバッグ」とも呼ばれ、1990年代にはビジネスシーンで広く使われていました。しかし、現在はその呼び名も「クラッチバッグ」に変わり、再びトレンドアイテムとして注目されています。結婚式で使う場合は、ブラックのレザー(革)素材を選ぶと、よりフォーマルで洗練された印象を与えることができます。デザインはシンプルなものを選ぶのがポイントで、クラシックスタイルにもモードスタイルにもマッチします。 また、クラッチバッグの大きさにも注意が必要です。結婚式のような場面では、あくまで「手ぶら」が基本とされていますので、バッグもあまり大きくない、小ぶりで必要最低限のものが入るサイズを選ぶのが良いでしょう。これにより、全体のコーディネートがさらに引き締まり、スタイリッシュに見えること間違いありません。 結婚式においては、細部にまで気を配ることで全体の印象が大きく変わります。バッグ選びもその一部です。ぜひクラッチバッグを取り入れて、より洗練された結婚式の装いを楽しんでください。スマートな選択で、結婚式でのマナーを守りつつ、おしゃれな装いを実現しましょう。バッグ一覧はこちら結婚式にふさわしい男性の服装マナー:基本アイテムとアレンジのポイント 結婚式にゲストとして出席する際、男性の服装にはいくつかの基本的なマナーがあります。初めて結婚式に招かれた方や、フォーマルスタイルに不慣れな方にとっては、揃えるべきアイテムが多く感じられるかもしれません。しかし、今回ご紹介する基本アイテムを準備しておけば、急なお呼ばれでも安心して対応できます。 まず、結婚式で必要となる基本アイテムは以下の5点です。1.スーツ:ブラックスーツが基本です。これは結婚式だけでなく、他のフォーマルシーンでも活用できるため、最初に揃えておくと便利です。2.シャツ:ホワイトのシャツを選びましょう。レギュラーカラーやセミワイドカラーがおすすめです。シンプルで清潔感のあるホワイトシャツは、どんなネクタイとも合わせやすい万能アイテムです。3.ネクタイ:シルバーやホワイトのネクタイが定番です。シンプルで落ち着いた色合いのネクタイは、フォーマルな場にふさわしい品のある装いを演出します。4.シューズ:ブラックのストレートチップシューズを選びましょう。シンプルで上品なデザインは、結婚式のフォーマルスタイルにぴったりです。5.靴下:黒無地の靴下が無難です。足元のマナーにも気を配りましょう。 さらに、バッグについては「基本は手ぶら」がマナーですが、必要最低限の持ち物を持ち運ぶためにはクラッチバッグを使うと便利です。クラッチバッグは、見た目もスタイリッシュで、コンパクトに貴重品をまとめることができるため、フォーマルなシーンでも活躍します。 これらのアイテムは、流行に左右されず長く使える定番ばかりですので、揃えておけばさまざまなフォーマルシーンに対応できます。また、プラスαとして、ベスト、ポケットチーフ、ネクタイピン、カフスボタンなどの小物を取り入れることで、他のゲストと差をつけることができます。ただし、アレンジは控えめにし、「おしゃれでありながらも落ち着いた印象」を目指すことが大切です。 最後に、服装のサイジングや状態(汚れやシワ)にも十分な注意を払いましょう。いくら良いアイテムを揃えても、清潔感がなければ台無しです。必要なアイテムをリストアップし、時間のある時に少しずつ揃えていけば、結婚式だけでなく、どんなフォーマルな場にも対応できるスタイルが完成します。社会人になったら、いつ必要になるかわかりません。この機会に、どこに出かけても恥ずかしくないフォーマルスタイルを楽しみながら整えてみてください。記事の企画スーツセレクトオンライショップ中濱 和智2001年より「SUIT SELECT21」「SUIT SELECT」店長2009年より「SUIT SELECT ONLINE SHOP」担当
結婚式のお呼ばれで着用するシャツ選びは、スーツやネクタイと同じくらい重要な要素です。シャツは全体の印象を左右するアイテムであり、選び方一つでスタイルが洗練されたものになるか、逆に浮いてしまうかが決まります。以下では、結婚式でのシャツ選びに役立つポイントを初心者にもわかりやすく解説します。お祝いの場にふさわしいシャツを選ぶための参考にしてください。
1.色選びが大事!
結婚式のシャツ選びでまず考えるべきは「色」です。一般的には白や薄いブルーが定番です。白シャツは清潔感と格式を備えており、どのようなスーツやネクタイにも合わせやすいのが魅力です。薄いブルーも人気で、優しい印象を与えるため、落ち着いた雰囲気の結婚式に最適です。避けたい色は、派手な色や濃い色。目立ちすぎてしまうため、結婚式の主役である新郎新婦より目立ってしまうことがないように注意しましょう。
2.柄物でも大丈夫?
シャツの柄も重要な要素です。無地のシャツはシンプルでフォーマルな印象を与えるため、結婚式には最適です。一方で、ストライプやチェック柄のシャツは、少しカジュアルダウンしたい場合や、個性を少し出したい場合に向いています。ただし、柄物を選ぶ場合は、スーツやネクタイとのバランスを考えましょう。柄が多すぎると派手に見えることがあるため、スーツやネクタイが無地の場合に合わせるのがおすすめです。
3.襟型はどれを選ぶ
襟型もシャツ選びでは大切なポイントです。一般的な「レギュラーカラー」や「ワイドカラー」は、どんなスタイルにも合わせやすく、初心者にもおすすめです。よりフォーマルな印象を出したい場合は「ウィングカラー」も選択肢になります。これはタキシードやディナージャケットと合わせることが多く、格式の高い結婚式やパーティーにぴったりです。襟型によっても印象が大きく変わるため、自分の顔立ちや結婚式の雰囲気に合わせて選びましょう。
4.デザインにも拘ろう
最後に、ボタンやカフス、ポケットなどのディテールにも気を配りましょう。ボタンの色はシャツの色と同じか、控えめな色を選ぶことで全体のバランスが整います。また、カフスは「シングルカフス」と「ダブルカフス」があり、ダブルカフスはカフリンクス(カフスボタン)で留める仕様になっているため、よりエレガントな印象を与えます。ポケットについては、結婚式では「ポケットなし」または「ポケットフラップなし」が好まれることが多いです。シンプルで洗練された印象を演出できます。
以上のポイントを踏まえて、結婚式にふさわしいシャツを選びましょう。シャツ一枚でも、その選び方一つで大きな印象の違いを生み出すことができます。自分らしさを大切にしながら、祝福の場にふさわしいスタイルを楽しんでください。
色選びが大事!
結婚式においてシャツの色選びは非常に重要なポイントです。シャツの色によって全体の印象が大きく変わるため、慎重に選ぶことが求められます。結婚式というフォーマルな場面では、定番のホワイトやサックスブルーを選ぶことで間違いありません。これらの色は、どんなスーツにも合わせやすく、清潔感や落ち着きを演出するのに最適です。
まず、ホワイトシャツ(白シャツ)は、最もフォーマルで格式高いシャツの色として知られています。結婚式はもちろん、ビジネスや他のフォーマルなシーンでも多くの方に愛用されています。特に結婚式で多くの方が着用するブラックスーツやダーク系のスーツとの相性は抜群で、シャツのホワイトがスーツのダークカラーを引き立ててくれます。ホワイトシャツは、その清潔感と透明感から、場にふさわしい落ち着いた印象を与えます。また、どんなネクタイやアクセサリーとも合わせやすいため、一枚持っておくと非常に便利です。
次に、サックスブルーのシャツも結婚式でおすすめの色です。サックスブルーは淡い青色で、特にネイビーやダークグレーのスーツと非常に相性が良いです。同じ青系統のグラデーションを活かしたスタイルは、結婚式の華やかな雰囲気にぴったりです。サックスブルーのシャツは、ホワイトシャツよりも少し柔らかい印象を与えるため、よりリラックスした雰囲気を出したい場合にも適しています。また、他のアイテムと調和しやすく、統一感のある着こなしがしやすいのも魅力です。
もし少しアレンジを加えたい場合は、パステルカラーのシャツも検討してみましょう。パステルカラーは優しい色合いで、派手すぎず控えめな印象を与えるため、結婚式のようなフォーマルな場でも問題なく使えます。ただし、あくまでも主張しすぎない範囲で取り入れることがポイントです。
結婚式におけるシャツの色選びは、他のアイテムとのバランスを考えながら決めることが重要です。シャツは着こなしのベースとなるアイテムであるため、まずはホワイトやサックスブルーのような基本のカラーを選ぶことをおすすめします。これらの色を基調にすることで、スーツやネクタイなど他のアイテムをより引き立たせ、洗練されたコーディネートを楽しむことができます。結婚式という特別な日には、シャツの色選びで一歩先を行くスタイリングを目指しましょう。
柄物でも大丈夫?
結婚式におけるシャツ選びでは、シャツの生地や柄も大切なポイントとなります。シャツの柄や生地の選び方次第で、全体の雰囲気が変わるため、適切なものを選ぶことが重要です。ここでは、結婚式でおすすめのシャツの柄と生地である「ソリッド(無地)」、「ツイル」、「ドビー」について詳しく解説します。これらの選び方を知って、お祝いの場にふさわしいシャツを見つけましょう。
ソリッド(無地)
結婚式で最もスタンダードでおすすめなのが「ソリッド」柄、つまり無地のシャツです。ソリッドシャツは、フォーマル度が非常に高く、どのような場面でも安心して着用できる万能アイテムです。無地のシャツには「ブロードクロス(英国ではポプリン)」という生地が多く使われており、この生地は平織りで滑らかな光沢が特徴です。そのため、スーツの下に合わせることで、シンプルながらも上品で洗練された印象を与えます。初めて結婚式に参加する方や、シャツ選びに悩んでいる方には、ソリッド柄のシャツを選べば間違いありません。
ツイル
「ツイル」は、結婚式や華やかなパーティーシーンにぴったりのシャツ生地です。ツイルとは綾織りの生地の総称で、表面に斜めの畝(うね)が特徴です。この織り方によって、ソリッドシャツよりも少し厚みと柔らかさがあり、見た目にも少し立体感が生まれます。結婚式などのフォーマルな場面でも適度に華やかさを演出できるため、シンプルすぎない印象を出したい方におすすめです。また、耐久性が高く、しわになりにくいという特徴もあり、着心地も良く機能的なシャツとして選ばれています。
ドビー
「ドビー」生地は、ドビー織機で織り出されたシャツのことで、織柄が控えめでありながら個性的な風合いを持っています。ドビーには、ストライプやチェックなど、さまざまな柄が取り入れられており、一見無地に見えるような控えめな柄が多いです。結婚式のようなフォーマルな場面でも、適度なアクセントを加えたコーディネートが可能です。無地よりも少し個性を出したいけれども、派手になりすぎるのは避けたいという方には、ドビー生地のシャツがおすすめです。シンプルながらも上品な印象を与えることができます。
結婚式でのシャツ選びは、柄や生地の選択で印象を大きく変えることができます。ソリッド(無地)、ツイル、ドビーなど、それぞれの特徴を理解し、場にふさわしい一枚を見つけましょう。これらのシャツは、フォーマルな場での基本的な選択肢として優れているだけでなく、コーディネートの幅も広げてくれるので、ぜひ活用してみてください。
襟型はどれを選ぶ
結婚式にふさわしいシャツを選ぶ際には、襟型の違いにも注目しましょう。襟型によって、シャツの印象やフォーマル度、ネクタイの合わせ方が変わるため、シーンに合わせた選び方が重要です。以下に、代表的な襟型とその特徴を紹介します。
レギュラーカラー
レギュラーカラーは、最も一般的でクラシカルなシャツの襟型です。襟羽根の開きが70〜90度で、落ち着いた印象を与えるため、格式高い結婚式でのフォーマルな着こなしに最適です。ブラックスーツやダークスーツと相性が良く、親族の結婚式などにもぴったりです。ネクタイはシルクのプレーンノットを合わせると、上品なVゾーンが完成します。
ワイドスプレッドカラー
ワイドスプレッドカラーは、襟の開きが広く、100〜120度のシャツです。フォーマルからビジネスまで幅広く使える万能型で、レギュラーカラーと同様の使い方が可能です。ノットが大きめのセミウィンザーノットやウィンザーノットを合わせると、襟元のバランスが美しく整います。
タブカラー
タブカラーは、襟の左右にタブがついており、ネクタイを立体的に見せるクラシックなデザインです。ホテルなど格式高い結婚式でも映えるスタイルで、ネクタイのノットはプレーンノットや細めのナロータイがおすすめです。ノット部分をきちんと結ぶことで、きちんと感を強調できます。
ピンホールカラー
ピンホールカラーは、襟羽根に開いた穴にカラーピンを通してネクタイを締める襟型です。タブカラーと同様にVゾーンを立体的に見せることができ、よりフォーマル感を演出します。7㎝幅のネクタイやナロータイと相性が良く、パーティーや式典にぴったりです。カラーピンのデザインでさらに個性を加えることもできます。
ショートポイントカラー
ショートポイントカラーは襟が小さく、カジュアルな印象のシャツです。ノーネクタイのカジュアルな結婚式に向いており、首回りがすっきりと見えるのが特徴です。タイドアップする場合は細身のナロータイと合わせると良いでしょう。
クレリックカラーシャツ
クレリックカラーシャツは、襟とカフスが白く、身頃に色柄のあるシャツです。結婚式においても使われるようになり、顔映りを明るく見せ、ネクタイの色を選ばないのが特徴です。1920年代の英国王室で愛されたスタイルで、クラシカルで品のある印象を与えます。
イタリアンカラー
イタリアンカラーは、第一ボタンがなく、立ち襟が特徴のシャツです。ノーネクタイ専用で、エレガントな雰囲気を演出します。アスコットスカーフと合わせると親しみやすく、柔らかな印象になります。カジュアルな結婚式や二次会に最適です。
ウィングカラー
ウィングカラーは第一礼装用のシャツで、タキシードとの相性が良い格式高いデザインです。ボウタイやアスコットタイと組み合わせることで、最も上品で格式のある着こなしができます。カフリンクスで袖口を飾ることで、より華やかさと個性を演出できます。
結婚式でのシャツ選びは、襟型にもこだわることで、よりフォーマルで洗練された印象を与えることができます。シーンやスタイルに合わせて、自分にぴったりの襟型を選んでください。
デザインにも拘ろう
結婚式のシャツ選びにおいて、ディテールにまでこだわることで、さらに洗練された着こなしが可能です。シャツのディテールは、さりげなくも大きな印象の違いを生み出す要素です。今回は、特に「ダブルカフス」と「フライフロント(比翼仕立て)」のシャツについて解説します。
ダブルカフス
ダブルカフス(フレンチカフス)は、カフの部分を折り返して重ねた仕様で、通常のシングルカフスよりも華やかでフォーマルな印象を与えます。結婚式のような特別な場では、ダブルカフスのシャツを選ぶことで、よりドレッシーな着こなしができます。カフリンクス(カフスボタン)を使用する仕様で、ジャケットの袖からちらりと見えるカフリンクスが、さりげなく個性を演出してくれます。
ダブルカフスシャツは、ウイングカラーシャツなどのフォーマルシャツに多く見られ、特に格式の高い結婚式やパーティーでの着用に最適です。シンプルなカフリンクスからデザイン性の高いものまで、コーディネートの幅が広がり、さりげないおしゃれを楽しむことができます。ダブルカフスを取り入れるだけで、一段上の着こなしにステップアップできます。
フライフロント(比翼仕立て)
フライフロント(比翼仕立て)は、シャツの前立てを二重にして、ボタンを隠すデザインのことです。この仕様により、シャツがよりシンプルで洗練された印象になります。ボタンを見せないことで、全体のシルエットがスッキリとし、シャツそのものの美しさが際立ちます。
結婚式での着用を考える際には、フライフロントのシャツを選ぶと間違いありません。特に、胸ポケットのない「ポケットレス」仕様のシャツを選ぶことが重要です。フォーマルシャツは、本来ポケットがない方がより正統派とされているため、ポケットレスのフライフロントシャツは、結婚式やフォーマルなイベントに最適な選択です。
まとめ
結婚式のシャツ選びにおいて、ディテールにまでこだわることで、他とは一線を画す洗練されたスタイルが完成します。ダブルカフスでドレッシーさを加えたり、フライフロントでシンプルかつ上品な印象を演出したりと、シーンに応じた選び方を楽しんでみてください。ディテールにまで気を配ることで、着こなしの上級者として、より素敵な装いを演出することができます。ぜひ参考にしてみてください!
結婚式シャツの着こなしマナー
結婚式でのシャツ選びはもちろん大切ですが、正しい着こなしマナーを守ることも同じくらい重要です。お祝いの場で失礼のないよう、結婚式でのシャツの着こなしマナーをしっかりと理解しておきましょう。ここでは、特に注意したいポイントとして「シワ・汚れのチェック」と「インナーの着用」について詳しく解説します。
シワ・汚れがないかチェックする
結婚式で最も大切なシャツの着こなしマナーは「清潔感」です。シャツのデザインやカラーも重要ですが、何よりも清潔であることが基本的なマナーです。シャツにシワや汚れがあると、それだけでだらしない印象を与えてしまい、結婚式というフォーマルな場にはふさわしくありません。シャツを選んだ後は、しっかりとアイロンをかけ、シワがないか確認することが大切です。また、食事中などに汚れがつかないよう、気をつけることも必要です。
結婚式の前日には必ずシャツのシワや汚れをチェックし、必要であればクリーニングに出すか、自宅でアイロンをかけて整えておきましょう。これにより、式当日も清潔で端正な印象を与えることができます。
シャツの下にはインナーを着用する
結婚式では、白やサックスブルーなど淡い色のシャツを着用するのが基本です。しかし、淡い色のシャツは透けやすく、1枚で着用すると肌が見えてしまうことがあります。肌の透けを防ぎ、清潔感を保つためには、シャツの下にインナーを着用することをおすすめします。
インナーとしては、肌色に近いベージュやホワイトの無地のものを選ぶと、シャツから透けにくくなります。また、VネックやUネックのインナーであれば、シャツの襟元から見える心配もありません。結婚式では、インナーもきちんと選ぶことで、全体のコーディネートがより品よく見えるでしょう。
まとめ
結婚式でのシャツの着こなしマナーは、シンプルでありながらも気をつけるべきポイントがいくつかあります。清潔感を保つために、シワや汚れがないかしっかりとチェックし、必要であればアイロンをかけること。また、淡い色のシャツを着用する際には、透けを防ぐために適切なインナーを選びましょう。これらの基本的なマナーを守ることで、結婚式の場にふさわしい装いを完成させることができます。ぜひ参考にして、結婚式のシャツ選びと着こなしを楽しんでください。
結婚式シャツのQ&A
結婚式用のシャツを選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておくと失敗がありません。フォーマルな場である結婚式では、シャツの選び方にも細かなマナーが存在します。ここでは、結婚式用シャツに関するよくある質問に対する答えをまとめました。これを参考にして、結婚式での適切なシャツ選びを行いましょう。
オックスフォードはNG?
オックスフォードはNG?「オックスフォード」とは、縦糸と横糸を2本ずつ平織りにした生地のことを指します。ボタンダウンシャツの代表的な素材として知られており、丈夫でシワになりにくい特徴がありますが、ややカジュアルでスポーティーな印象が強い生地です。そのため、結婚式のようなフォーマルな場には不向きとされています。ただし、細番手のオックスフォード生地(ピンオックスフォードやロイヤルオックスフォード)は、ドレッシーな雰囲気が出るため、少し柔らかい雰囲気の式やパーティーであれば選んでも問題ない場合もあります。
ダークカラーはNG?
黒や濃いネイビー、グレーなどのダークカラーのシャツは、重く暗い印象を与えるため、結婚式には不向きとされています。結婚式はお祝いの場であり、明るく清潔感のある装いが求められます。そのため、一般的には白やサックスブルーなどの淡い色合いのシャツを選ぶのがベストです。ただし、夜のパーティーシーンであれば、ダークカラーも許容されることがありますので、シチュエーションに応じて選びましょう。
ボタンダウンはNG?
「ボタンダウン」は、襟の先にボタンが付いているシャツのデザインです。もともとはスポーツシャツとして発祥したもので、そのカジュアルな雰囲気が特徴です。クールビズやノーネクタイのビジネスシーンには最適なボタンダウンですが、結婚式のようなフォーマルな場では、スポーティーな印象が強いため避けたほうが良いとされています。結婚式には襟の形がレギュラーカラーやウィングカラーなど、よりフォーマルなシャツを選ぶと良いでしょう。
柄の強いシャツはNG?
結婚式において、派手な柄のシャツ(はっきりとしたストライプやチェックなど)は、格式高い場所では控えるべきです。特にホテルや神社などの厳かな会場では、柄の強いシャツは場にそぐわない場合があります。ただし、友人のみで行うカジュアルな結婚式や二次会では、多少の柄のあるシャツでも問題ありません。ただし、どのような場でも、新郎新婦が主役ですので、自分が目立ちすぎないように配慮することが大切です。
まとめ
結婚式でのシャツ選びは、マナーを守りつつも、会場の雰囲気や参加者のスタイルに合わせて選ぶことが重要です。適切なシャツを選び、フォーマルで品のある着こなしを心がけましょう。自分らしさを出しつつも、礼儀を忘れずに、素敵な結婚式を楽しんでください。
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結婚式シャツのネクタイの色柄について
結婚式でのネクタイ選びは、シャツやスーツと同様に重要です。ネクタイはコーディネートのアクセントとなり、全体の印象を大きく左右します。ここでは、結婚式でのネクタイ選びに関する基本的なマナーとおすすめの色・柄についてご紹介します。ぜひ参考にして、結婚式での装いをより魅力的に仕上げてください。
基本の色:シルバー系
少し前までは「結婚式のネクタイは白」というイメージが強かったですが、最近ではシルバー系のネクタイが定番となっています。シルバーのネクタイは、華やかさと上品さを兼ね備えており、結婚式のフォーマルな場にぴったりです。特に友人や会社関係の結婚式に参加する際には、シルバー系を選ぶと、白よりも引き締まった印象を与えつつ、華やかな雰囲気を演出できます。
NGカラー:ブラックやダークカラー
結婚式はお祝いの場ですので、ブラックや濃いネイビーなどのダークカラーのネクタイは避けた方が良いでしょう。たとえ光沢のあるものでも、格式の高い場では不適切とされています。ただし、二次会や夜のパーティーではダークカラーのネクタイも許容されることが多いので、使い分けるとオシャレ度がアップします。
パステルカラーの取り入れ方
最近では、サックスブルーや淡いピンク、シャンパンゴールドといったパステルカラーのネクタイも人気です。これらの色はビジネスシーンではあまり見かけないため、特別感を演出できます。例えば、淡いパープルのネクタイは、黒や濃紺のスーツと組み合わせると高貴な印象を与え、結婚式にぴったりです。
柄の選び方:無地・シャドウストライプ・ピンドット
結婚式でのネクタイの柄選びでは、無地が基本です。しかし、さりげないおしゃれを楽しみたい場合は、シャドウストライプや小さめのピンドット柄もおすすめです。大きなドット柄(ポルカドット)はカジュアルな印象になるため避けた方が良いですが、小さめのドット(ピンドット)はフォーマル度が高く、結婚式に適しています。また、最近人気が高まっているペイズリー柄も、クラシックな雰囲気で注目されています。
蝶ネクタイやバロックタイの活用
ネクタイ以外にも、蝶ネクタイ(ボウタイ)やバロックタイといったオプションもあります。蝶ネクタイは特に友人代表でスピーチをする際などにおすすめです。また、バロックタイはタキシードやモーニングコートに合わせるもので、より華やかな印象を与えるため、主賓やスピーチをする方に適しています。
ネクタイの結び方のポイント
最後に、ネクタイの結び目についても注意が必要です。結び目が大きすぎたり緩んでいたりするのはNGです。最近の主流は「プレーンノット」と呼ばれる一度結ぶだけのシンプルな結び方です。そして、「ディンプル」というくぼみを作ると、全体が引き締まり、清潔感のある仕上がりになります。
まとめ
結婚式のネクタイ選びは、色・柄・結び方のすべてを考慮することで、より洗練された印象を与えることができます。基本のシルバー系を抑えた上で、パステルカラーや個性的な柄にも挑戦し、自分らしいスタイルを楽しんでください。どの場面でも恥ずかしくない装いを心がけて、素敵な結婚式を迎えましょう。
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結婚式での靴の選び方:シューズマナーのポイント
結婚式の装いにおいて、最も大切なアイテムの一つがシューズです。「お洒落は足元から」という言葉の通り、シューズの選び方一つで全体の印象が大きく変わります。靴は人々に最も見られるアイテムであり、結婚式のようなフォーマルな場では特に注意が必要です。ここでは、結婚式にふさわしい靴の選び方をご紹介します。
まず、結婚式に最も適しているとされるのが、「黒の内羽根ストレートチップ」と「黒の内羽根プレーントゥ」です。この二つのデザインは、数ある革靴の中でも最も格式が高く、フォーマル度が非常に高いとされています。特に「黒の内羽根ストレートチップ」は、結婚式だけでなくビジネスシーンでも使える信頼のある靴として一足持っておくと便利です。内羽根とは、靴紐を通す部分(羽根)が甲の内側に隠れるように取り付けられたデザインのことを指します。これは格式高い場での正装に用いられるスタイルで、室内での使用が中心となるフォーマルなシーンに最適です。
一方で、「外羽根」は靴紐を通す部分が外側に見えるデザインで、カジュアルな印象を与えます。これは、主に仕事用や日常の外履きとして適しており、結婚式のようなフォーマルな場には不向きとされています。
また、靴の色は「黒」が基本です。茶系の靴はカジュアルな印象を与えるため、結婚式などのフォーマルな場には避けるべきです。特にライトブラウンはブラックスーツの足元で浮いてしまうため、要注意です。また、靴のデザインも重要で、ウィングチップなどの装飾が強いデザインはカジュアルすぎる印象を与えるため、結婚式では避けることが望ましいです。
結婚式には、まずは基本の「黒の内羽根ストレートチップ」を揃え、その後に少し違った雰囲気を楽しみたい場合は「ダブルモンクストラップ」などを検討すると良いでしょう。靴のメンテナンスも大切です。せっかくのフォーマルシューズが汚れていたり傷んでいると、全体の印象を損ねてしまいます。日頃からきちんとケアを行い、大切な日の準備をしましょう。
結婚式での靴下選び:おしゃれな着こなしのポイント
結婚式は特別な日です。そのため、細部にまで気を配ることが大切です。靴の手入れが行き届いていても、靴下ひとつで印象が大きく変わることがあります。ここでは、ウェディングシーンにふさわしい靴下の選び方についてご紹介します。
まず、靴下の色についてです。結婚式での靴下は、基本的にスーツか靴の色に合わせるのがマナーです。たとえば、結婚式でよく着用されるブラック、ダークネイビー、ダークグレーのスーツに黒の革靴を合わせる場合、靴下の色も「黒」を選ぶのが無難です。もちろん、ダークネイビーのスーツにはダークネイビーの靴下、ダークグレーのスーツにはダークグレーの靴下を合わせても問題ありません。スーツと靴下の色を合わせることで、全体のコーディネートが引き締まり、上品な印象を与えます。
次に、靴下の丈についてです。結婚式では、ミドル丈またはロング丈の靴下を選びましょう。なぜなら、スラックスと靴下の間からくるぶしや素肌が見えるのはマナー違反とされているからです。特にフォーマルな場面では、足元からの露出を避けることが重要です。ロング丈の靴下は、着席時にも安心して足元を見せられるため、非常におすすめです。
また、靴下の柄も注意が必要です。基本的には「無地」が最も無難で、好まれます。同じ色のストライプやリブ編みなど、ぱっと見では無地に見えるようなデザインであれば問題ありません。一方で、白や目立つ柄物の靴下は避けたほうが良いでしょう。華やかな柄は、二次会やカジュアルなシーンで楽しむようにしましょう。
最後に、靴下の状態についても注意を払うことが大切です。おしゃれは足元から始まります。シューズ同様に、靴下のはき口のゆるみ、汚れ、破れがないかをチェックしましょう。細部にまで気を配ることで、より好印象を与えることができます。
普段はあまり気にしない部分かもしれませんが、結婚式という特別な場では、こういった細かい点にも気を付けることが重要です。ぜひ、これを機会に結婚式での靴下選びを見直してみてください。素敵な一日を迎えるために、足元からおしゃれに気を配りましょう。
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結婚式での男性のバッグマナー:クラッチバッグのすすめ
結婚式に参列する際の男性の服装は、スーツやシャツなどの基本的なコーディネートに気を使うものの、バッグの選び方については悩む方も多いのではないでしょうか。ここでは、結婚式などのフォーマルシーンでの男性のバッグ選びについて、特にクラッチバッグに焦点を当ててご紹介します。
まず、基本的なルールとして、結婚式などのフォーマルシーンでは「手ぶら」がマナーとされています。特に男性の場合、大きなバッグを持ち歩くことは避けるべきです。とはいえ、実際には携帯電話や財布、ご祝儀など、最低限の持ち物を持つ必要があります。そこで、多くの方が悩むのが、スーツのポケットにこれらを詰め込むかどうかという問題です。スーツのポケットに荷物を詰め込みすぎると、スーツのラインが崩れてしまい、せっかくのスタイリッシュな装いが台無しになることがあります。
ここでおすすめしたいのが、クラッチバッグです。クラッチバッグは、必要最低限の持ち物をコンパクトにまとめることができ、見た目もすっきりとしてスタイリッシュな印象を与えます。ビジネスバッグとは異なり、大きすぎることもなく、クロークに預ける必要もありません。手軽に持ち運べるため、結婚式のようなフォーマルな場面でもスマートに対応できます。
クラッチバッグは、一昔前は「セカンドバッグ」とも呼ばれ、1990年代にはビジネスシーンで広く使われていました。しかし、現在はその呼び名も「クラッチバッグ」に変わり、再びトレンドアイテムとして注目されています。結婚式で使う場合は、ブラックのレザー(革)素材を選ぶと、よりフォーマルで洗練された印象を与えることができます。デザインはシンプルなものを選ぶのがポイントで、クラシックスタイルにもモードスタイルにもマッチします。
また、クラッチバッグの大きさにも注意が必要です。結婚式のような場面では、あくまで「手ぶら」が基本とされていますので、バッグもあまり大きくない、小ぶりで必要最低限のものが入るサイズを選ぶのが良いでしょう。これにより、全体のコーディネートがさらに引き締まり、スタイリッシュに見えること間違いありません。
結婚式においては、細部にまで気を配ることで全体の印象が大きく変わります。バッグ選びもその一部です。ぜひクラッチバッグを取り入れて、より洗練された結婚式の装いを楽しんでください。スマートな選択で、結婚式でのマナーを守りつつ、おしゃれな装いを実現しましょう。
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結婚式にふさわしい男性の服装マナー:基本アイテムとアレンジのポイント
結婚式にゲストとして出席する際、男性の服装にはいくつかの基本的なマナーがあります。初めて結婚式に招かれた方や、フォーマルスタイルに不慣れな方にとっては、揃えるべきアイテムが多く感じられるかもしれません。しかし、今回ご紹介する基本アイテムを準備しておけば、急なお呼ばれでも安心して対応できます。
まず、結婚式で必要となる基本アイテムは以下の5点です。
1.スーツ:ブラックスーツが基本です。これは結婚式だけでなく、他のフォーマルシーンでも活用できるため、最初に揃えておくと便利です。
2.シャツ:ホワイトのシャツを選びましょう。レギュラーカラーやセミワイドカラーがおすすめです。シンプルで清潔感のあるホワイトシャツは、どんなネクタイとも合わせやすい万能アイテムです。
3.ネクタイ:シルバーやホワイトのネクタイが定番です。シンプルで落ち着いた色合いのネクタイは、フォーマルな場にふさわしい品のある装いを演出します。
4.シューズ:ブラックのストレートチップシューズを選びましょう。シンプルで上品なデザインは、結婚式のフォーマルスタイルにぴったりです。
5.靴下:黒無地の靴下が無難です。足元のマナーにも気を配りましょう。
さらに、バッグについては「基本は手ぶら」がマナーですが、必要最低限の持ち物を持ち運ぶためにはクラッチバッグを使うと便利です。クラッチバッグは、見た目もスタイリッシュで、コンパクトに貴重品をまとめることができるため、フォーマルなシーンでも活躍します。
これらのアイテムは、流行に左右されず長く使える定番ばかりですので、揃えておけばさまざまなフォーマルシーンに対応できます。また、プラスαとして、ベスト、ポケットチーフ、ネクタイピン、カフスボタンなどの小物を取り入れることで、他のゲストと差をつけることができます。ただし、アレンジは控えめにし、「おしゃれでありながらも落ち着いた印象」を目指すことが大切です。
最後に、服装のサイジングや状態(汚れやシワ)にも十分な注意を払いましょう。いくら良いアイテムを揃えても、清潔感がなければ台無しです。必要なアイテムをリストアップし、時間のある時に少しずつ揃えていけば、結婚式だけでなく、どんなフォーマルな場にも対応できるスタイルが完成します。社会人になったら、いつ必要になるかわかりません。この機会に、どこに出かけても恥ずかしくないフォーマルスタイルを楽しみながら整えてみてください。
記事の企画
スーツセレクトオンライショップ
中濱 和智
2001年より「SUIT SELECT21」「SUIT SELECT」店長
2009年より「SUIT SELECT ONLINE SHOP」担当